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    なんで子供は勉強してないのに勉強したって言うの?

    保護者の方と話して,
    「家では全然勉強していないんです。」
    という話を聞き,供に話を聞くと
    「え?勉強してるよ?」
    と言う。
    割とよくある光景ですが,どうしてこのような事が起きるのでしょう?
    果たしてどちらがウソをついているのでしょう?



    実はこれはどちらも嘘ではありません。
    どちらも正しいのです。
    え?じゃあ勉強してるの?してないの?
    と言いたくなるでしょうが,その前に考えてみて下さい。

    勉強って何でしょう?



    例えば漢字練習を5分だけやった。
    これは勉強した事になりますか?

    宿題を最初のページだけ終わらせた。
    これはどうですか?



    そうなんです。
    これは勉強に対する考え方の違いから起こります。
    先ほどの例ですが,はほとんど全員「勉強とは言わない」と答えます。
    しかし供はほとんど全員「勉強した事になる」と答えます。

    は結果が出せるだけの事をしないと勉強した事にはならないと考えますが,
    供は机に座ってテストに関わる何かをすれば勉強した事になると考えているのです。



    よって一番最初の例で,とも言ってる事は両方正しいといったのは,

    からしてみれば満足のいく勉強はしていないが,
    供は一応机に向かって頑張った。」


    こういうことになります。


    言いかえると,
    は『結果』に重きをおき,
    子供は『過程』に重きをおいている

    ということです。



    ここでですね,親が子に接する時の重要なポイントがあります。

    確かに子供もいずれは大人になりますから,結果を重視するようになって欲しいところですが,
    所詮子供なので,やはり過程を重視して欲しい訳です。
    そこで子供と接する時に,本当は結果を重視した視点から話したいところですが,
    そこはぐっと我慢して,とにかく子供に「頑張った過程」を話させて,認めてあげて下さい。
    親として言いたい事は山ほどあるとは思いますが,
    とにかく聞いてあげて下さい。

    ひとしきり話してしまえば,それだけで子供は「わかってもらえた」と思い満足します。
    そうしたら最後に「どうすればよかったか」を聞いて下さい。
    これを指摘するのではなく,自分で言わせる事で,
    子供は過程の先に結果がある事が理解できてきます。



    なお,上記は一応ご家庭や学校での話です。
    は受験というタイムリミットがある関係上,そんな悠長な事は言ってられません。
    まぁにもよりますが…

    PHIではもちろん過程はちゃんと本人が納得するまで全部聞きますが,
    その後はバシバシ突っ込みます。

    「ちゃんと勉強してきたんですよ!」
    「で?」
    「勉強しても出来ないんです!」
    「してないだろ。」
    「しました!」
    「お前のはただの自己満足!こんなの勉強とは言わん!」


    PHIではよくある会話です。
    「勉強とは何か?」
    を教えているなので,
    結果が出せない勉強は徹底的に追及します。

    「なぜこの勉強ではダメなのか。」
    「どうすれば結果が出せる勉強になるのか。」

    などをとにかくしっかり本人に考えさせます。

    追い詰められて泣き出す子を毎年何人も見てきていますが,
    半年くらい経つと自分の勉強の甘さに気付いてきます。
    すると答え方が変わってくるんですね。

    「勉強しました」ではなく,
    「まだ途中です」
    「ここまで終わりました」

    と。

    冷静に考えれば勉強に終わりなんてあるわけないじゃないですか。
    突き詰めればキリがないんですから(笑)
    大人の我々だって日々勉強です。

    勉強が終わったというのは,
    指定した部分まで終わった時と,
    同じ問題ならテストで満点が取れるぐらいまでやり込んだ時だけです。

    ここまでわかってくると,勉強時間は勝手に増えていきます。
    「勉強した」のハードルが上がるわけですから当たり前ですよね(笑)
    これがPHIの生徒の勉強時間が増えるカラクリの1つです。



    親子関係で上記指導はなかなか難しいのでオススメしません。
    大抵反発を招くだけです。
    強いて言うなら,「父上」「お父様」のレベルまで厳格な威厳を保てている親子関係ならうまくいく事もあります。
    「勉強とは何か?」の意識を変えれば勝手に勉強時間が増える,
    という事の参考にして下さい。

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    Author:学習法指導塾PHI
    子供のWhy?「なぜ?」を大切にし,
    勉強法をゼロから教える。
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