今回は
幼少期でも使えるお話です。
年齢を問わずいつでも使えます。
職業柄多くの
子と
親を第三者の目で見て来ていますが,
親と
子の関係と学力,性格などでよく感じる事があります。
その一つに
子供と親の感情の乖離があります。
この
感情の乖離,これが意外ととんでもない問題を起こします。
それが
情緒不安定,感情の爆発などです。
しかしですね,これってちょっとした事を気にかけるだけで防げるのです。
果たしてそれは何でしょう?
それは
スキンシップ,特に
ハグです。
ハグというのは抱きしめる事ですね。
スキンシップ,とりわけ
ハグは
子供の感情に大きな影響を与えているようです。
子供が荒れているご家庭のケースですと,
子供と
親が
ハグどころか,食事すら顔を合わせないケースまでありました。
逆に
子供が精神的に安定,落ち着いている
子では,
子供と
親の関係が良好で,
スキンシップも多く取っているようでした。
中学生ぐらいになってくると
スキンシップも減ってくるとは思いますが,
食事やお弁当,休日の親子での過ごし方など,
子供との接点はうまく取るようにしている傾向が多いようです。
そもそも
ハグがなぜ重要なのでしょう?
先ほどは私の実体験から経験則のお話をしましたが,
ハグが重要な事は研究によっても明らかにされています。
今となっては再現できませんが,
数々の人体実験をした事で有名な神聖ローマ皇帝,フリードリヒ2世もその実験をしていたそうです。
彼は
教育を受けていない子供が最初に何語を話すのか?を調べるため,
乳母と看護師に赤ちゃんの面倒をみる際,
目を見てはいけない,笑いかけてもいけない,話してもいけない,
ふれあいを一切してはいけない,などと命じました。
その結果,
育ての親から愛情を与えられなかった赤子たちは全て死んでしまったそうです。
また,第二次世界大戦直後のスイスでも,似たような実験が心理学者ルネ・スピッツにより行われました。
その実験とは戦争で孤児になった
55人の乳児をスキンシップなしに育てるというものでした。
その結果,
27人が2年以内に病気で死亡し,残った子も17人が成人前に死んでしまいました。
11人は成人後も生き続けましたが,
その多くには知的障害や情緒障害がみられたと言われます。
これらの事から,
親が子供に愛情を注ぐ事は,子供を成長させる上でも必要不可欠なものだとわかっています。
その中でも特に重要なのが
スキンシップ,ハグです。
ハグをすると
オキシトシンという物質が分泌されます。
このオキシトシンとは,
脳の疲れを癒し,気分を安定させ,
人に対する信頼感が増し,心地よい幸福感をもたらすという効果があるとされています。
スキンシップ,特にハグはなるべく多くするに越した事はありません。
特に
年齢が小さい内が効果的です。
小学生高学年ぐらいになってくるとなかなか懐いてくれなくもなりますが,
それでもしっかりハグしてあげて下さい。
中学生になってハグとなるとさすがに嫌がったりしてきますが,
ここぞという場面では無理やりでもハグするぐらいがいいでしょう(笑)照れても抵抗しても,それが
感情を育むことにつながっていきます。
そしてハグすると,なんだかんだで子供は精神的に落ち着いてくるものです。
そしてスキンシップは
親だけがすべきものでもありません。
夫婦,兄弟,友人,そしてペットに至るまで,
生きているものと触れあう事が重要となってきます。
最近夫婦でハグしていますか?
子供とハグしていますか?
照れている場合ではありません。
日本は奥ゆかしい文化だからかも知れませんが,
欧米では挨拶代わりにハグなんて男女間でも当たり前です。
最近怒ってばかりだなと思ったら,
最近不安だらけだなと思ったら,
ぜひハグして見て下さい。
たったこれだけで,色々世界が変わってきますよ(^^♪
あ,当たり前だとは思いますが,
見知らぬ人にいきなりハグしないようにして下さい。
あくまで
愛情表現の一つなので,
愛情がない人にハグしたらただのセクハラです。
いろんな意味で世界が変わってしまいますからやめましょう(笑)
学習法指導塾PHI 切替
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